秋田県大潟村は、戦後日本の食糧生産基地として、1964年(昭和39年)に国営八郎潟干拓事業で創設された村です。広大な八郎潟干拓地では、先進的な営農技術を導入した大規模農業が行われています。かつては滋賀県の琵琶湖に次いで日本で2番目に大きな湖だった八郎潟は、オランダの技術協力のもと、湖面の一部を残して広大な大地に生まれ変わりました。干拓面積は東京・山手線内回りの約2.5倍の面積を誇り、水稲を中心として、大豆や麦、たまねぎやかぼちゃ、花卉などを取り入れた農業経営を行っています。
湖の底から誕生した大潟村は、アミノ酸やミネラル分が豊富に含まれた肥沃な土壌です。周囲には高い建物や山がないので太陽の光が燦々と降りそそぎ、日本海から適度な風が吹くため稲が病気にかかりにくく、農薬や化学肥料に大きく依存しなくても健康で丈夫な農産物を生産することができます。この恵まれた環境を最大限に活かし、経済性の追求だけではなく、環境負荷の軽減に配慮した持続的な農業を目指しています。
大潟村は人口約3,000人の小さな村ですが、その多くが大規模経営の専業農家です。若い農家が多く、生産部会などグループでの生育調査や活発な意見交換を行い、常に高品質なお米の生産に向けた取り組みを続けています。農業は天候との戦いです。大雨や猛暑など、異常気象が騒がれる現代ですが、消費者の皆様の顔を思い浮かべ、より良い商品をお届けできるよう、産地一同、誠意努力してまいります。
じっくり丁寧に浸漬させたもち米を
高温の蒸気で一気に蒸しあげ。
もち米を目覚めさせることで
芯まで味が入りやすい状態になります。
出汁をまんべんなく混ぜ合わせ、
再度高温の蒸気で蒸しあげ。
もち米一粒一粒に
出汁のうま味を閉じ込めます。
食材のうま味を逃がさないため、
具材は最後に投入。
短時間で混ぜ合わせ、適度な硬さのある
もちもち食感のたごさく・たもかみおこわが完成!